暮らしの宿 福のや、がお届けする頴娃のいいもの。

鹿児島県南九州市頴娃(えい)町。開聞岳と大野岳に囲まれた地で、年間通して温暖な気候を活かし、春と冬の2回

スイートコーンの栽培を行っています。その他、ヤングコーン・ポップコーン・西洋にんじんの栽培もしています。

作物にひとてまかけた加工品の製造にも取り組んでいます。畑の土づくりから、商品パッケージまで一貫して自社農園で行い、こだわりのつまった商品をひとつひとつ丁寧にお届けします。


わたしたちがつくっています。

〔つくり手 Sweet×Sweet 瀬川 祐星〕

とうもろこしの可能性は無限大∞

とうもろこしの魅力に惹かれ、いつの間にか

お茶農家からとうもろこし農家へ転身。

栽培から加工までを一貫して自家農園で行って       います。様々な栽培方法や加工方法を試して見出した、食べ方や用途を発見し、「とうもろこしは本当に面白い!」と日々感動しています。

とうもろこしに対する探究心は止まりません。

 

 

 

〔つたえ手  暮らしの宿 福のや、瀬川 知香〕

幼いころからとうもろこしが大好きで、いつか畑でとうもろこしを丸かじりしたい!と思い続けていたら夢が叶い?とうもろこし農家の嫁になりました。農作業は修行中ですが、観光ガイドを生業にするほど話をすることは得意。商品の伝え手・売り手として、とうもろこしとお客様を繋ぐ役割を果たしています。

 

 

栽培のこだわり


 

 

①質のいい鶏ふんが手に入りやすい地域。栄養価の豊富な鶏ふんを元肥に使用し、減農薬栽培に取り組んでいます。

 

→→→頴娃町が質のいい鶏ふんが手に入る理由

鹿児島県は全国的にも養鶏が盛んで、頴娃の隣町知覧町も養鶏場が多くあります。そのため堆肥場がいくつかあり、作物の栽培に合った堆肥を選ぶことができます。

 

→→→質のいい鶏ふんはどういったもの?

畑に散布する際に完熟してサラサラしたものが蒔きやすく、とうもろこしの栽培に必要なリン酸成分の豊富な鶏ふんが質のいいものと

判断しています。お取引をさせていただいている会社は、有機堆肥成分分析表を提出してくださり、年間通して堆肥製造を行っているため、

安定した供給量があることも安心です。

 

 

 ②作物が必要とする微量要素にも注目して畑を管理しています。

 

→→→作物が必要とする「微量要素」とは何か?

栽培に使用する石灰を土壌改良剤として使用するだけでなく、食物体は生育中期~成熟期に石灰を必要とするため、液状にして散布しています。これにより、子実を肥大させたり、亜リン酸を液状散布することによりとうもろこしが必要とする栄養分を速攻で効かせ、生育促進病害発生の抑制を促しています。

 

③作付けのタイミングや株間の調整も行い、より美味しい作物つくりについて、 日夜研究をしています。

 

→→→作付けのタイミング

年間通して温暖な気候で、植え付ける機会が複数回あるため、生育に合わせて収穫作業が被らないようにタイミングよく植えつけています。

 

→→→株間の調整はどのようなもの?

とうもろこし、にんじん共に株間の植え付けを密植させて1000㎡当たりの栽培密度を狭め、収穫本数の確保と畑面積の有効利用を目指しています。理由として、機械などの設備も少なく、人材も限られているため、畑を広めず管理できる範囲での経営を図っているからです。

加工のこだわり


土づくりからはじめ、日夜作物と向き合っている農家だからこそ、作物の状態をひとつひとつ確認しながら加工しています。

たとえば、ポップコーン。粒の中にある水分量は一粒一粒異なります。それを見極めながら、加熱の時間を調整しています。

作物はまさに生き物。皆さまにより美味しい商品をお届けできるよう、栽培だけでなく加工技術の向上にも抜かりがありません。

わたしたちの1年


1月

西洋にんじんの収穫をしています。

南国鹿児島でもこのころは寒く、にんじんを洗う手がかじかみます。

ポトフやシチューなど煮込み料理のお供で食卓を彩っていただきたいです。

2月

1月に続き、2月もまだまだにんじんの

収穫が続きます。青果として出荷できないにんじんは、乾燥にんじん用に丁寧に

手作業で加工します。

3月

にんじんの収穫に合わせ、いよいよ

スイートコーンやヤングコーンの植え付け準備に入ります。施肥、畦立てを行います。今年の春はどれくらい植え付けようか、計画を立てる大切な時期です。


4月・5月

にんじんの収穫はもうそろそろ終わり。

3月に引き続き、スイートコーンやヤングコーンの植え付け準備を行います。

ポップコーンの植え付け準備も合わせて

行います。5月後半からヤングコーンの収穫がはじまります。

 

6月

ヤングコーンに続き、スイートコーンの

収穫も始まります。1年で最も忙しく、

楽しい季節の到来です。収穫してすぐに出荷の調整に取り掛かります。鮮度が落ちないうちに、お届けできるようスピード勝負です。

7月

ヤングコーン・スイートコーンの収穫が

続きます。ヤングコーンは年間通して出荷するので、収穫時期でも、植え付け作業があります。合わせて、スイートコーンの加工も行います。蒸して乾燥させたものを、スイートコーンのお茶や焙煎とうもろこしとして仕上げます。


8月

8月はヤングコーンに合わせ、ポップコーンの収穫も始まります。収穫したポップコーンはさらに乾燥させるため天日干しします。そして、またにんじんの植え付け準備も始まります。もちろんコーンの植え付けもあります。

※写真は装飾用のポップコーンです。

9月・10月

ヤングコーンの収穫、次のヤングコーンの植え付け、にんじんの植え付け準備を行います。

11月・12月

ヤングコーン・スイートコーン・ポップコーンの収穫に合わせ、にんじんの収穫もスタートします。色とりどりのにんじんは収穫するのも楽しいです。